てなわけで、地下鉄で声かけてきた
イタリア人ダリオ君、
<君はコーラかなんか飲んどいたらええやんか、行こ行こ>と
明るく強引に先導します。
もうちょっとこちらも粘ってみましょう。
<明日早いしなぁ...>
<何時?>
<九時には宿出て色々回ろと思ってて>
<ヘーイ!俺なんて八時に家出なあかんねんで。
しかも実は家で彼女が待ってんねんけど、一杯だけええやん>
(とりあえずホモの線は消えたか...)
<もう10年もつきあってるから別に今さら急いで帰ることもないねん。
それに正直いうたら女はどうでもええねん。見て触って楽しむにはええけどね>
(さすがマッチョやね。タジマ教授と闘わせてみたいわ)
<なるほど...彼女もイタリア人?>
<いや、ケニア人>
おぉ、変化球で来ました。かぞくはつづく…