2006年11月22日

まずは自己紹介・1

スタッフやキャスト等の
あまり目に触れない意外な部分や、

何よりも、
あまり表に出てこない人々の紹介ができればいいな、と。

それではまずワタクシめから…名前:小林聖太郎(こばやし しょうたろう)

役職:監督

性別:男

プロフィール:

1971年3月3日 大阪市内に生れる。
          生まれた時の体重は3300グラム、母親の病室は303号室。
          幼児期を過ごした森ノ宮団地からその後、松屋町、谷町と
          近場で引越を重ね、難波宮跡で遊び東横堀川の川原を走る
          児童期において、大阪の町ッ子としての自己意識を形成する。
          「ダルマさんが転んだ」は「馬場の兵隊さん!」と言っていた。

1994年3月   関西大学法学部政治学科を5年かけて卒業(追試有)。

          卒業後、ジャーナリスト今井一の助手を務め
         「阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか」
         「大震災100人の瞬間」
         「大事なことは国民投票で決めよう」
                     などの取材、執筆に協力する。

  95年6月   原一男監督が開いた「CINEMA塾」に第一期生として参加。

  96年3月〜
   98年1月  にかけて、同監督のTVドキュメンタリー
         「映画監督 浦山桐郎の肖像」の助監督を務める。
          東京に移住。

  〜98年4月 「映画に憑かれて 浦山桐郎」(現代書館)の
                     編集、年表作成などに関わる。

 98〜05年 にかけて、劇映画の演出部として多くの映画製作に関わる。

     <関わった作品>

 劇「ナビィの恋(98)」(中江裕司監督)
       …初めてついた劇映画。予告編を監督(DVD収録)/編
 V「現金狩り最終出口(99)」(榎戸耕史監督)
       …16mm撮影のVシネ。主演は竹内力さん/編
 V「熱血!二代目商店街(99)」(鈴木浩介監督)
       …「現金狩り」の後、’00迄Suplexの契約社員/編
 V「熱血!二代目商店街・爆裂編(99)」(鈴木浩介監督)
       …二本撮りVシネ。主演はRIKIさん/編
 V「東京爆弾(00)」(鈴木浩介監督)
       …中村有孝氏と出会う。WOWOW用ビデオ作品/編

   <劇「ほとけ(00)」(辻仁成監督)…メイキング撮影のみの参加>
   <「PISTOLERO(未撮)」(原田眞人監督)…準備半月程で頓挫>
   <「 (00)」(阪本順治監督)ワンシーンのみ出演>
   <この頃、「ミナミの帝王」などビデオ作品の予告編多数製作監督>

V劇「閉じる日(00)」(行定勲監督)
       …製作演出車両部という体力的にキツい現場/編
V劇「えんがわの犬(00)」(行定勲監督)
       …「ゲルマニウムの夜」を監督した大森立嗣君も助監督
 劇「記憶の音楽 Gb (01)」(川村ケンスケ監督)
  V「HammerHead (01)」(高橋栄樹監督)
 劇「Soundtrack (01)」(二階健監督)
       …この頃プロモーションビデオ監督の作品が続く
 劇「Red Harp Blues (01)(高橋正弥監督)
       …オール大阪ロケで低予算の監督デビュー作。色々勉強になった/編
 劇「 (02)」(篠原哲雄監督)
       …撮影・浜田毅さん、美術・小澤秀高さんの仕事に惚れる
 劇「ぷりてぃウーマン(02)」(渡邊孝好監督)
       …淡路恵子さんイーデスハンソンさんら熟女軍団にKO
 劇「ホテルハイビスカス(02)」(中江裕司監督)
       …武さんと出会う。これ以降数年、年300日程顔会わす
 劇「ゲロッパ!(02)」(井筒和幸監督)
       …井筒さんと初顔合せ。繊細さに驚く/脚/編。
        「キトキト!」監督の吉田が演出部見習いデビュー
 劇「ニワトリはハダシだ(03)」(森崎東監督)
       …志摩さんと出会う
 劇「69 sixtynine(03)」(李相日監督)
       …睡眠不足の記録破る/脚
 劇「村の写真集 (03)」(三原光尋監督)
       …オール徳島ロケ。前述の吉田監督が戦死した日本兵役で写真出演。
 劇「パッチギ!(04)」(井筒和幸監督)
       …大変だったが、やりがいのある仕事。ハングル文字習得/脚
 ネ「愛してナイト(04)」(大江利哉監督)
 ネ「戦girl (04)」(梶研吾監督)
 劇「リンダリンダリンダ(04)」(山下敦弘監督)
       …ペドゥナがよかった。韓国語少し向上するも即忘却
 劇「雪に願うこと(05)」(根岸吉太郎監督)
       …3ヶ月近くばんえい競馬の厩舎で厩務員生活を送る/脚
 劇「小さき勇者たち ガメラ(05)」(田崎竜太監督)

 劇「かぞくのひけつ(06)」(監督)
       …正真正銘デビュー作でございます。06/12〜大阪・京都で公開
        その他「かぞくのひけつ」上映記録 

 D「斎藤工のプライベートジャーニー(07)」(演出)
       …4日で西安、敦煌に行って70分のDVDを3本撮ってきました(疲)
 
 劇「Interior Design(07)」(Michel GONDRY監督)
       …助監督はもうあまりしないつもりでしたが、
        どうしてもやってほしいとPに押され、
        ゴンドリーとやるのはオモロそやったんで、
        つい引受けてしまいました。タイヘンでした。

 T「美波21歳、神戸着 〜女優の嘘、ホントの私〜(08)」(演出)
       …関西テレビ深夜で放送されたフェイクドキュメンタリー。
        なかなかDVDになりませんねぇ(謎)。

 携「いずみと僕と彼と俺(09)」(監督)
       …流行りのケータイドラマ。そのうちDVDにも?


  (↑カッコ内は撮影された年/劇=劇場映画/V=Vシネ
    /V劇=ビデオ撮り劇場公開作品/ネ=ネットドラマ
    /T=TV番組/D=オリジナルDVD/携=携帯ドラマ
    //脚=脚本打合せから合流/編=仕上げ作業につく)

ひとまず、こんなところでどうでしょうか?
自分でも初めて助監督作を振り返りました。
特に初めの頃、意識したのは、
現場だけの助監督で終わらないよう、
仕上げに意欲的に参加したことです。

ある程度、順調に仕事が来るようになってからは、
原則として脚本を読んでから、やるかどうかの
返事をするよう心がけました。
まあ義理でやったことがないとは言いませんが…

何の保証も高い給料も望めない上、
くだらない作品で心も体もボロボロになるほど
空しいものはないですから…。
そのかわり、関わった以上、
撮影中に死んだとしても悔いがないよう
全力を尽くしました。

どの作品にも思い出があり、
語るべきエピソードには事欠きません。
近いうち、撮影現場語録集を本にしようと
目論んでもいます、フフフ…。


ふう…
ちょっと自己紹介のつもりが、
メチャクチャ長くなってしまいました。
書く方も疲れますが、読む方も大変ですよね。
すいません

第二弾以降どうするか、全く目処が立ってないですが、
まあ今回は特別ということで…。

さようなら


(10/1/12改)
posted by 小林聖太郎 at 08:04| 大阪 ☀| Comment(6) | TrackBack(3) | しょうかい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「かぞくのひけつ」、日本映画監督協会新人賞受賞、おめでとうございます!
こちらを訪れたのは初めてだったんですが、私と同じ学年で色々な経験を積まれて、このような形で素晴らしい作品を製作されたこと、何だかとても嬉しく、大変励まされました。
今後とも、良い作品をどんどん作って下さい。
Posted by Cuore at 2007年04月19日 11:44
>Cuoreさん
あらら、コメント見逃しておりました。
遅ればせながらお返事です。
どうも有り難うございます。
ぜひご覧になってCuoreさんご自身の
忌憚ない意見もお聞かせいただければ幸いです。
Cuoreさんは同学年とのこと。
早いですね、オッサンオバチャンになるのは。
村上龍さんだったかが、
「あと2年で死ぬと思って、それまでに
 悔いのないよう生きている」と言うてはりました。
私は悔いだらけですが、それでもなるべく
燃焼しきって死んでいきたいものです。
お互い頑張りましょう。

ではでは
Posted by kobayasi at 2007年08月02日 19:41
  「顔 (00)」(阪本順治監督)ワンシーンのみ出演 
 
前から気になってました。見たことはありますがどのような役柄だったのか・・・、レンタルビデオ屋さんで探そうと思います。
Posted by ドンドコ at 2007年08月03日 08:55
 日本映画監督協会新人賞受賞おめでとうございます。授賞式に行けなかったので、昨日、試写で拝見しました。
 たいへん面白い作品でした。新鮮ですが、日本映画らしい空気が横溢していて、心地よく映画の世界に浸らせていただきました。
 いい映画は、俳優さんがみんな素敵に見えます。「かぞくのひけつ」も、そんな映画でした。
 プレスに、ワイルダーの「ねえキスしてよ」が好きという文章がありました。私も大好きな映画です。
 シナリオ作家協会の年鑑代表シナリオ集の発行が、ある事情により少々遅れておりますが、ちゃんと「かぞくのひけつ」の脚本も収録しますので安心して下さい。
 スケールの大きな映画監督を目指して、これからも精進して下さい。
Posted by 加藤正人 at 2007年08月29日 09:33
>ドンドコさん
>「顔 (00)」出演
>前から気になってました。どのような役柄だったのか・・・、>レンタルビデオ屋さんで探そうと思います。
ふふふ……見つけられるでしょうか?
一応、一言だけ喋って(?)ます。


>加藤正人さん
>昨日、試写で拝見しました。たいへん面白い作品でした。
>新鮮ですが、日本映画らしい空気が横溢していて、
>心地よく映画の世界に浸らせていただきました。
早々のご来場+過分のお言葉、ありがとうございます。

>ワイルダーの「ねえキスしてよ」私も大好きな映画です。
でも、キャメロン・クロウの本読むと、ご本人は出来に不満だったらしいですね。

>シナリオ作家協会の年鑑代表シナリオ集の発行が、
>ある事情により少々遅れておりますが、
>ちゃんと「かぞくのひけつ」の脚本も収録しますので
「ある事情」、湯布院で荒井さんから聞きました。

>スケールの大きな映画監督を目指して、これからも精進して下さい
捲んで撓んでばかりですが、
ある程度遠い道をトボトボと歩いております。
ゆめゆめ油断すること無く、精進する所存にござりまする故、
応援のほど宜しくお願いいたします。
Posted by koabaysi at 2007年09月02日 12:40
『かぞくのひけつ』すごく良かったです!!

関東生活4年ですが、何か物足りなさを感じてました。
この映画をみてテンポの良さ、人情すごく関西が懐かしくなりました。
DVDになる予定はないんでしょうか!?
ホンマにDVDになってほしい。。
Posted by Mikky at 2008年05月11日 00:39
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