← 新人賞受賞の谷村美月さんと
(美人マネージャーS藤さん撮影)
相変わらず忙しいようで、授賞式終わりですぐに
東京行きの旅路についてました。
←加古川の落語会終わりで駆けつけてくれはった
「芸歴30年の遅れてきた新人」桂雀々さん。
授賞式終わりで美味しい焼き鳥をご馳走になりました。
← 花束を渡しに駆けつけてくれた
ナナゲイガールズ!
てんきゅー!!
そしてようやく「授賞」式になりました。
まずは作品賞、日本映画部門は今年の賞レース常連
「ゆれる」。残念ながら西川さんは欠席で
シネカノン神戸の方が代理出席。
ただし監督からのメッセージを代読されました。
続いて……
つづいて外国映画部門は、こちらも各賞総ナメ「硫黄島からの手紙」。
もちろんクリントは欠席。
同じくメッセージが読み上げられました。
(ここだけの話、映画祭用に貰ったメッセージの「○○映画祭」の
部分だけ差し替えてあちこちで読まれてるそうです…
クリントに伝わってるのだろうか…おおさかシネマフェスティバル受賞…)
続いて、特別賞。
昨年惜しくも亡くなられた黒木和雄監督。
東京から来られた奥様が代理で(当たり前ですが)受け取られました。
いよいよワタクシ。
「椅子を間違えたら後の人が全部間違えるから絶対間違えないように!」と
念を押される。
…と、人間とは(おっと、一般化してしまいました。僕という人間は)
恐ろしいもんで、
わざと違う椅子に座ってみたくてしょうがなくなるんですね。
そんな自分を押さえつけるのに必死で、
賞状受け取る時も、
泌尿器科医…
いや、歯科医…
違う、司会の浜村さんに何を聞かれたかも
あんまり覚えてません。
何とか目的の椅子に辿り着いてひと安心。
後は舞台上でお客さんや後から受賞される方々のスピーチとかを
興味深く眺めているばかり。
僕の後は、我が組から新人賞受賞の谷村美月さん。
白のレースシャツに黒い短パンと膝上ストッキングが
ちょっと大人っぽい…なんて思ってたら、あらら、
浜村さん、花束渡したら座らせてしまいはりました。
谷村さんスピーチせえへんまま僕の隣にちょこんと笑顔で座ってます。
まあ、ええか。
同じく新人賞のしずちゃんも欠席。
続いて新人賞、桂 雀々さんは「加古川の落語会が終わったら駆けつけます」との
紹介に会場が沸く。
助演女優賞、本上まなみさんも欠席。
「黒木監督と安田監督も受賞されゆかりの深い大阪の映画祭、
出席したかったのですが、どうしても…」てなメッセージはありましたが…。
助演男優賞、豊川悦司さんも欠席。
主演女優賞の壇れいさんも欠席。松竹関西支社の方が代理出席され
「女優賞で、こんなおっさんが出てきて本当にすいません。
最後までスケジュール調整で努力したのですが、
山田洋次監督の新作の撮影でどうしても…」とスピーチ。
「せめてメッセージだけでも僕じゃなく女性に…」ということで
代読は司会の簫(ショウ)さん。
各々事情はお有りでしょうが、全体としてはちょっと淋しいですよね、
果たしてカンヌやアカデミー…とまでは言わないまでも、
東京国際映画祭ならみんな出るんでしょ?
…ってな気にさせられます。
日本アカデミー賞は出席しない人には与えない、と決めてはるらしいです。
テレビ番組として成立することが前提なので少し性質は違うでしょうが、
おおさかシネマフェスティバルとしては、来年以降の課題かもしれません。
(「かぞくのひけつ」組と大森組は全員出席でしたよ。ヨロシクでっす!)
授賞式に話を戻しますと、続いては撮影賞。「二人日和」という作品で、
林健作さんという東映京都のキャメラマンが受賞されました。
次は音楽賞、「悲しき天使」の山路敦さん。
浜村さんの「ご出身は大阪芸大からスタンフォード大学に行かれたそうで…」との
フリに、山路さんがすかさず「東京芸大です!」
ネタでしょうか?
さらに授賞式は続きます。
「幸福のスイッチ」で脚本賞受賞の安田真奈さん。
図らずも去年たくさん作られた「家族もの映画」のご同輩ながら
まだ見てないんですよね、すいません。
しかし、こんな多いと分かってたら無理矢理でも違う題材にしてただろうなぁ。
それが良かったのか悪かったのかは分かりませんが。
でも考えてみると「家族ゲーム」を例に出すまでもなく、
いつの時代も取り上げられるテーマであることには違いないので、
あまり気にしないことにします。
「あぁ〜!!聞きたくない聞きたくない!」(by チャンバラトリオ 南方英二)
あ、また脱線しました。安田さんのスピーチは
さすが元会社員。社会生活の送れない僕には
とてもあんな正しいお喋りはできません。
そして監督賞は「悲しき天使」の大森一樹さん。
「こないだ根岸(吉太郎監督)に会ったら、割と彼は謙虚なほうなんですが
それでもちょっと自慢げに『作品賞は「ゆれる」か「フラガール」ばっかりだけど
監督賞はほとんどオレだからな』と鼻膨らませて言うてました。
お客さんが全くと言っていいほど入らなかったので
『多くの観客に感動を』っていうのがちょっと引っかかりますが、
根岸の牙城の一角を崩せて嬉しいです」とのスピーチにニヤリ。
トリは「そうかもしれない」で主演男優賞を受賞された桂 春団治さん。
「落語は一人でやるので、映画では人の台詞を待つ間が難しかった」…って
どっかで聞いたような気がします。
やっぱり噺家さんは、みな同じ感想を持つもんなんでしょうか?
まとめますと、僕としては
外国映画部門の主演女優賞、
スカーレットヨハンソンには
ぜひとも出席して欲しかったなあ…
ということにつきますです、ハイ。
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