2008年04月13日

プラハへの道・4 〜ウ゛ルダウ゛ァを遡って〜

<プラハへの道・3>へ

モルダウというのはドイツ名でして
チェコ語ではウ゛ルタウ゛ァというそうです。
同じようにドボルザークはチェコ語でドボジャークというらしいです。

P1030315.JPGそんなわけでドレスデンを出て30分ほどで
通過したローカル駅の看板が見慣れない綴りに
なってるのに気付きました。
ひょっとして国境を越えたということでしょうか。

しかしパスポートチェックもアナウンスも
なーんにもないので実感ゼロです。
淀川を越える方がまだ越境感に満ちています。
P1030311.JPGP1030309.JPG



ウ゛ルタウ゛ァ川を左手に見て美しい朝日を浴びながら
列車はひたすら走ります。

P1030319.JPGしばらくすると割合大きな街が見えてきました。
街の中心にあるスラブ風教会を見て
まちがいなくチェコに入ったことを確認できました。


P1030320.JPGP1030323.JPG
←国境近くの停車駅Decin
↓やっぱり駅員さん、しゃべってます。

P1030325.JPGP1030324.JPG





ということは、
あと1時間ほどでプラハに到着です。
トイレを済ましコンパートメントに戻ると
皆起きていました。
ベッドを折りたたむと3人掛けのイスに変わります。

果たしてもう一人のアジア人は韓国人でした。
彼も独り旅のようです。車両には他にも韓国人旅行者を
多く見かけました。韓国ではチェコ行きがポピュラーなんでしょうか?

日本から持ってきたロッテのアーモンドチョコレートで
日韓友好を図ります。
ついでにひとりの世界に入って車窓を眺めているゴルバチョフにも
勧めます。
断られましたが、それでも昨夜からずっと仏頂面だった
彼が笑顔を見せたのでホッとしました。
上の段の<English man>はカナダ人でした。

そうこうしてるうちにプラハに到着。
中央駅ではなく
Praha Horesovice(プラハ・ホレショヴィーチェ)という
少し外れの駅に着いたので
周りは少し寂しい感じです。
P1030327.JPG
P1030328.JPG






たいがい旅で初めての土地に到着すると
初日二日目は歩き回ります。
地下鉄やトラムも発達している様子ですが
歩いた方がその街のサイズや空気を
肌で感じることができるのです。

P1030331.JPG共産党時代の団地でしょうか?


P1030334.JPGゴミは分別


P1030338.JPG国産車Skoda(シュコダ)は
やはりよく見かけました。
が、Skodaに限らず、
前のマークが取られてる車が多い。盗難?防犯?

中心街まで歩いて1時間半ほど。
今日泊まる宿を探さないといけないので
ひとまずネットカフェを探します。
ウェブで調べてあった日本語OKのところを
探し当ててメドをつけます。

そこからさらに10分ほど歩いて
ネットで評価の高かったホステルにたどり着きましたが
あいにくダブルベッドの個室しか空いてませんでした。
できれば値段的にもコミュニケーションを図れるという意味でも
ドミトリーの方がいいのですが
これ以上歩き回るのも少し疲れました。

聞けば向かいにもホステルがあるということなので
訪ねると,さいわい安い部屋が空いていました。
一泊450コルナ=約3000円(素泊り)
とりあえず3箔申し込んでチェックインします。
P1030385.JPG
Hostel Emma
P1030384.JPGP1030383.JPG




更に延泊するかどうかは後で決めるというプランです。

なぜなら泊まってみたいホステルが他にもあったからです。
それは共産党時代に秘密警察の拘置所として使われていた
建物をユースホステルに再利用しているところで、
差別とファシズム、民主主義をめぐる旅にはうってつけだと思ったのです。


そんなんでね
もうちょっとプラハ旅行記続けてみようかと
思います。


<プラハ編・1>へ
posted by 小林聖太郎 at 00:00| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | たびにっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「淀川越えよりも実感のない国境越え」という表現が、何とも面白いプラハ旅行記。

ずいぶん様々な国の人々が訪れているのですね。
チョコレートを持っているあたり、相当旅なれていますね。

なかなか海外旅行いけないので、日記読んでるだけで楽しいです。

蛇足ですが、奈良女子大の近くで「まぐろ小屋」を営んでいる主人が、還暦記念に10日からドイツ〜チェコを旅しています。

皆さん、よい旅を!
Posted by ポコペン at 2008年04月13日 09:30
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