宿にチェックインした後、
もう一度中心街に向かって歩きます。
しかしプラハという街は
どこを歩いても中世のまま...
は言い過ぎだとしても
少なくとも19世紀のままのようで
驚かされます。
裏道に入っても、あちこちに広場と像が…
本駅近くの普通の街並
←プラハ市民会館
mostが橋、kapleがチャペルでしょうか。
Turistcke infomaceは何となく分かりますね
旧市庁舎前広場に立つヤン・フス像
旧市庁舎と広場切り返し
トラムは旧型車輛から
新型まで味のあるデザインです。
プラハ本駅でクラコフ行きの夜行列車の
チケットを買って
(4人コンパートメント寝台が851コルナ=5000円ちょい)
メトロの5日券も手に入れました。
キオスクでサンドイッチを買い宿に戻ります。
5日券はValid(有効化)しないといけないのですが
今日はほとんど終わっていて勿体ないので
明日から使うことにして、宿に戻るのは
地下鉄1回券を使うことにします。
一日券までは券売機で買えます。
「地球の歩き方」の情報は古くて、
今年の初めから料金体系が改定されたようです。
一回券(20分までバス/トラム/地下鉄共通)18kc
一回券(75分まで)26kc
1日券100kc
3日券330kc(3日券買うヤツおらんやろ!)
5日券500kc
ドイツ語は大学で第二外国語だったので
ほんの少ぉおしだけ分かったのですが
チェコ語は1%も分かりません。
分からなさ過ぎて笑えてくるほどです。
市庁舎名物天文時計
市庁舎前広場の夜景
裏道の食べもん屋さん
それでも何とかかんとか
ホステルのある駅で降りて
エスカレーターで出口に向かいます。
エスカレーターは大江戸線よりも長く
しかもものすごい早さで動いていて
お婆ちゃんとか子供は乗られへんのちゃうか
と思うほどです。
その様子をデジカメで撮っていると
後ろからチェコ人っぽくない人が声かけてきました。
<写真撮ったげよか?>
観光地でよくある手で、そのままカメラを持っていく
泥棒がいますが、その類なのか?
と訝しんでいると追討ちで
<君みたいな写真撮り歩く人は自分の写真ってなかなかないやろ?>
と笑顔で話しかけてきます。
ますます怪しい...
しかしよく見ると悪い人には見えなかったですし、
(そうやって大体騙される)
まあスリだとしても大金を持ってるわけでもないので、
ちょっと試してみることにしました。
<じゃあ、お願いするよ>と
カメラを渡します。
<チーズ>などと言われて写真を撮って
あっさりと カメラを返してくれたので
ひとまず安心して
<Děkuju Vam ジェクユ ウ゛ァーム=ありがとう>と
なけなしのチェコ語を駆使してお礼を言うと
<ごめん、チェコ語分からんねん。おれイタリア人やねん>と
(以上は全て英語で)答えるではありませんか。
なるほど、理解できました。
イタリア人ならあり得るかもしれません。
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10年ほど前にシシリアに行ったことがあるのですが
夜中、人気のない港を歩いていると
1台のフィアットが目の前で止まって
ひとりの男性が降りてきました。
緊張して立ち竦んでいると
ほかに4人の人も降りてくるではありませんか。
しかしよく見ると残りの内訳は婆ちゃんとオバちゃんと子供。
要するに家族のようです。
すっかり周りを囲まれてイタリア語で語りかけてくれてるのですが
わかりません。
<Donde=どこ> とい言葉が聞き取れたので
<どっから来たんや>
という意味だと思い<ジャポネーゼ>
と答えると
<おぉーーーーッっっっ!>と
メチャメチャ嬉しそうに家族で
(勿論イタリア語で)あれこれ語り合った後、
またイタリア語で質問してきます。
またまた何となく<クアント>という言葉と
<ディエス>のような言葉が聞こえたので
多分何日おんねん?という意味やろうと見当をつけ
<トレス>と答えると手を叩いて爆笑した後、
またもや家族だけで喋りまくってます。
しばらくすると
<ほな頑張れ!>的な言葉をかけたかと思うと
車に乗り込みあっという間にいなくなりました。
いいネタにされたわけですが、
逆を考えると本当に不思議でした。
例えば、大阪の南港に夜中、
ひとりのインド人が歩いてるのを見た
日本人の家族が
わざわざ車を降りて日本語で
質問攻めにするでしょうか?
ありえないですよね
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ことほど左様にイタリア人の話好き
というか人好きというか
そんな印象があったので
何となく、こんな人もいるのだろうと
思ってしまいました。
逆にいうと彼がスリだとしたら
完ぺきな条件が揃っていた、
と言えるでしょう。
いや、待てよホモのナンパという可能性もあるのか?
とか色んなことを考えながらも
やっぱり彼は質問攻めにしてきました。
返す刀でこちらも聞き出したところによると
イタリア人で名はダリオ。
プラハに住んで1年半でアメリカの会社に務めているとのこと。
<アメリカ嫌いやけど、生きるためには金稼がなあかんねん>とダリオ君。
<ところでビールでも飲みにいけへんか?>
来た来た、こっからですよ、騙しの手口は。
睡眠薬でも混ぜられて身ぐるみ剥がされるんやろか?
なぜか突然アリカバキという名前が脳裏をよぎったりします。
<アルコールは飲めないんで>と
断ってみるものの
敵もサル者、
<イタリアには諺があってね...>
お、何や言うてみてみ
<Cogli L'attimo=コギラティッモって言って
英語でいうとキャッチtheタイミングとか
ドントミスtheオポチュニティってことなんやけど>
と宣いはりました。
<なるほど、日本語ではイチゴイチエっていうのが近いかな>
<そうか、イヤやったら別にええけど、
せやなかったら飲みに行こうよ
Cogli L'attimo!>
むむむむむ.....
てなとこで続いてみましょかね
っと
<プラハ編・2(続コギラティッモ)>へ
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ダリオサン(誰おっさん?)の訳が大阪弁には納得です(笑)私はイタリア人を日本でいうなら大阪の人に似ているな〜と思っていましたから!早口・大きな声・お世話好き・・・(皆様そうではないですけど♪)以前ローマへ行った時に大阪の町に似ているそして大阪人のように陽気だわ〜と感じましたもので!